東伊豆網代港
つちそう丸
釣行記
お問合せは0557-68-2469


釣行記

2003/11/1 (土)クロムツ&夜キンメ
天気:快晴 波・うねり なし
  • 釣果:キンメ500〜800g60以上
  •  夜ムツ1キロ前後がクーラー満タンで早上がり続きと言う事もあり血気盛んに乗り込んだのは良いけれど、いざ聞いてみると昨夜は良くなかったとの事。「アレ?ハズしたかな?」と覚悟して到着したのは熱川沖。さっそく投入してみると小気味良い魚信が!

    「なんだ!やっぱり入れ食いじゃん!!」さっそく巻き上げ開始。
     着底→棚取り→魚信。絵に書いたような入れ食いパターンと思いきや上がってきたのは大サバ。デップリ&脂乗り乗りでこれでも満足なんだけど、やっぱりクロムツの甘い刺身が欲しい。小一時間ほど本命を狙っていただろうか?やっとの事で2本ゲット。ホッとした矢先にポイント移動。「チョット走るから!」

     移動の最中「キンメやるから仕掛け無い人は取りに来て!」船長からキンメの8本針胴付仕掛けを渡される。
     ポイントは初島沖。到着するや否やさっそく投入。指示棚は意外と浅い。「東から食ってくるから!」船長の声と同時にミヨシからガクガク竿先が揺れ、次第に大ドモに陣取った僕と釣友の竿が暴れだす。食いが立ってる時のキンメのアタリそのものの派手なロッドアクションだ。食い上げる。糸フケ分巻く。3回も糸フケを取っただろうか?
     「サメにやられるから中速で巻いて!」取り込み時点にはパーフェクトで一荷達成。それも相模湾でのライトタックルで釣る根府川サイズ1キロ弱の良型がゾロゾロ連なっている。小さくても500グラム。コッパキンメに毛が生えたぐらいの大きさも中にはいるが、これは投入が遅れて途中で投入を止められた時のみで、やっぱり上針から食わしてる。ソナーで反応の無いところで仕掛けを降ろさせて、上針から群れにぶつけてるんじゃないかな?そんな感じがした。キンメは下のほうが大型がセオリーだ。

     ここでまた、船長のアナウンス。「キンメは外しながら仕掛けを並べて!手返し良くつるのがこの釣りのコツだよ!」と言われたとおり、一枚又一枚取り込んでいるとみるみるうちにクーラー満タン。しかしここのキンメは活性が高い時は大忙しだ。投入をミスってまごまごしていると、次の投入も間に合わないぐらいフルスロットルの釣りを余儀なくされる。
     2時間ばかりやっただろうか?釣友はクーラー満タンで最後の4投前には納竿していたが私は最後まで粘り抜いて60枚以上。いつも通りの10〜15本針だったら一束は堅かったと思う。それでも、定時より1時間以上の早上がり。クロムツ、良型キンメ、脂ノリノリの美味なサバでの満足釣行であった。



    2003/10/1 (木)ワラサ
    天気:快晴 波・うねり なし
  • 釣果:ワラサ4.5キロ1本
  •  初島での入れ食いワラサに行きそびれ釣果が芳しくないようだが、「つちそう丸」なら必ず釣れている所に船を向けてくれると思い平日無理やり会社を休み釣行を決め込んだ。

     「つちそう丸」ではワラサが来るや否やお客さんが殺到するので、予約が取れるかどうか一抹の不安もあったが、例年に比べこの次期に神子元のワラサもまだまだという状況。ワラサフリークはこぞって、伊東、川奈、宇佐美そして熱海から真鶴の船に大挙して押しかけている。今年のワラサはこの周辺海域のどこで爆発するか分からない今、そういった意味でも「フットワークの軽い船は一番便利。」と言うのが「つちそう丸」を選んだ理由でもある。余談だが、もうかれこれ10年この船に通い詰めていろいろな魚を釣らせてもらったが、どの船に比べてもそういったフットワークの軽さは他に例を見ないと思っている。

    最初は熱海方面に船が向かい・・・
     出船5時半。初島へ向かうと思いきや、いきなり熱海方面に船を走らせている。最初に着いたポイントでは、各港から集結した大船団が早朝から100隻以上。開始時間を今や遅しと待ち構えている太公望の嬉々とした表情が伺える。
    「ハイヤッテ!」船長の威勢の良い声で一斉に投入開始。この釣り独特の棚厳守→コマセワークを何度となく行ったが、魚信が全くない。他の船も諦めて置き竿にしている釣り人も出ている始末。到着後小一時間もすると船長から「上げて! チョット走るから道具仕舞って!」のアナウンス。  次に船を向けた先は庭場の初島沖。到着するや10隻ぐらいのまばらな船団の中に割って入る。2度ほど投入すると、裏側のポイントでポツポツ上がっているとの無線をキャッチ。すかさずそのポイントへ船を向けると僚船の妙法丸がワラサを取り込んでいた。ただ、ワラサフィーバーというまでの感じではなくたまに当たっている程度。

     ここで粘る事数十分。とうとう来ました!時合が・・・。そのタイミングに居合わせた船は「つちそう丸」と「妙法丸」のみ。無線で聞きつけてきた他船は時合に間に合ってもせいぜい2〜3本止まり。そう、船長の読みが当たったのだ。この日「つちそう丸」ではデップリ太った4〜5キロ級のワラサを8本。バラシまで入れれば船中15本ヒットした。

    帰港後これからどうするか?を聞いてみると「初島で様子を見ながら他で釣れればそこへ行く。」と言う。今になっての話だが、今シーズンのワラサは東京湾から神子元横根までかなり広い範囲で釣れ盛った。また、落鯛シーズンにも重なって結構楽しいシーズンになった。11月現在でも、初島でマダイを狙いながらワラサも獲れるという釣り人にとっては一番好都合なシーズンになっているのではないかと思う。



    2003/1/6 (日)半夜イカダイ
    天気:快晴 波・うねり なし
  • 釣果:ヤリイカ21杯、マダイ6.4Kg
  •  2003年を占う初釣りである。通年お世話になっている「つちそう丸」でヤリイカが好調と聞いており、今年の初釣りは是非ヤリイカと端物狙いの大物をゲット出来ればさぞかしいい年になるのではないか?そんな初夢気分で初島釣行と決め込んだ。

     例年この時期の「つちそう丸」はヤリイカを釣ってそれを泳がすイカブリか、イカダイ、イカヒラメが定番。今年は、ヒラメの調子が良いみたい。そんな情報を船長から受け4時半出船。行程15分程度で初島沖35メートルで「ハイ!やって!」。最初が肝心とばかり80号オモリを海中へ放り込む。

    早速型モノヤリイカ特有の重量感が・・・
    順調に数を伸ばすが今年のヤリイカはかなり良型のためか泳がせに使える手頃なサイズが釣れて来ない。
     業を煮やしている矢先泳がせサイズを立て続けに3杯ゲットしたところで待望の端物狙いへ転向。すると仲乗りさんとして乗船していた若船長が「両方竿出して良いよ!」とのうれしい一言。欲張り釣り師はお言葉に甘えてイカと端物の両刀使い。乗船客が私の乗ってる右舷は3人。右舷4人の計7人でもこれほどの大型船なら余裕のスペースを確保出来るのがウレシイ。

     泳がせ竿をホールドしてひたすらヤリイカを誘うとボツボツ乗ってきて飽きさせない。気になる端物竿は?と言うとちょうど水深40メートルで流していた時に待望の前アタリ。大船長の「引き込みまで待て!」という言葉に固唾を飲みながら「そら来た!アワせろ!!」
    無情にも獲物の重量感は無くトホホ状態。「アワせ方が悪いよ!恐らくヒラメだね?」そんな若船長の言葉に茫然自失。泳がせは粘りの釣りと言われる。

    「もうアタらなかったらどうしよう・・・」とりあえず活きイカを付け替え再投入するとまたすぐにアタリ。「今度こそ!」そして悲劇が2度起こった。後は前回と同様。もうこれ以上の説明は必要無いだろう。ただ、アワセがゆっくり過ぎる。もっと強くアワセないと・・・そんな自戒の念に駆られながら再度投入。
    不思議なもんでこういう時に限って道具のせいにするのが私の悪い性分なのか?家にある釣具の数が脳裏をよぎる。確かに今日の端物竿はマダイの80号3M。強引なアワセには不向きなのかもしれない。そんな弱気に追い討ちをかけるようなアタリ。引き込みを待った。アワセた。乗った!!
    ファン・ファン・ファン・ファ・ワワワワ〜ン・・・重いだけで全然引かない。上がってきたのは嫌われ者のウツボだった。

     しかしながら今日の初島は初夢を現実のものにしてくれた。
    ウツボから小一時間も後だっただろうか?また前アタリが。「今度こそ!」強烈なアワセをくれて掛けた瞬間強烈な走りを見せる。青物だ!多分カンパチだろう???
    船長も青物と思ったらしく周りに竿を上げさせる。周囲が見守る中、主役を演じる。若船長が「大鯛じゃないか?」と首をかしげながらタモ取りの準備。
    アワが浮いた。上がってきたのは堂々6Kgはあろうかという大鯛。それにしても今日の初島は泳がせデー。そんな実感。去年が魚運が無かっただけに初夢釣行大正解の1日だったのは言うまでも無い。今年は釣れるゾ!



    2003/2/14(金)午前ヒラメ釣り
    天気:曇りときどき晴れ 波・うねり なし
  • 釣果:ヒラメ1.7Kg、4.4Kg 外道カサゴ0.6Kg
  •  今年、2回目のチャレンジとなり1週間前の前回は、あえなくボーズをくらった。
    今回は他の客は無く釣友と2人の貸切状態での大名釣り。いつものように、若船長均君の操船で朝6時出船。 近場からポイントを攻めつつ南下していく。

     7時30分頃岸から近い水深20mで最初のヒット。無事にタモに収まってホットする。まずまずの型だ。 後検量で1.7Kgあった立派なヒラメである。。水深20メートルということはかなり浅場に上がってきているのだろう。
    時には80メートルダチまで攻める深場の引きと比べてもシャープで重い。さすがに、このクラスになるとヒラメ独特の重量感のある引き味を存分に楽しめる。

     そして30分もしないうちにまた来た!
    最初にゴツゴツと前アタリがありその後一気に引き込む。食い込みを待つなんてセオリー無視の強引な引きだ。アワせる!重たい!糸が巻けない!!
    ドラグを強める。しかしまだ激しい抵抗で巻けない。若船長は糸を送れと言うが慌てていたのか?意に反してさらにドラグを締めてしまった。少しずつ上げてくる。「デカイ!」周りが騒いでるが自分では竿が撓ってよく見えない。なかなか寄せられない。
    10分程度のやりとりだっただろうか?自分には1時間近く格闘したように感じられた。
    やっとタモ取りされたのは自己記録の4.4Kg。大きい!よく歯に当ってばれなかったもんだ。ドラグを閉めてしまった未熟さを後悔しつつも結果オーライの自己記録更新である。久々にこんな強引な引きを見せる獲物をゲット出来た。当初は釣況の良いメダイを考えていたが釣友の「騙されたと思ってヒラメに来い」との一言に感謝!感謝!

     その後、またまたゴツと2回ほどアタリがあるが引き込まない。 竿を煽るとなんと根がかりでなかなか外れない。やっと外れたと思ったら重いぞ。カサゴ独特の底を引きずるような引き味。上げると案の定外道のカサゴであった。
     途中、エンジントラブルの漁船を曳航するという場面があったがなかなか次のアタリがない。そして北上して多賀沖へ。1度アタリがあったが痛恨のスッポ抜け。そして、12時頃納竿。
     大きなヒラメにニンマリ。その傍らにはヒラメ坊主の釣友が悔しそうな顔で私のヒラメを眺めていた。

    トップページに戻る